教区報

主教コラム

「昨日も今日も、また」2025年4月

 

1月、2月も管理教会がある青森と弘前を往復しましたが、今年の大雪にはひどく影響を受け、悩まされました。奥羽本線運転見合わせが何度もあって、1月4日は八戸の聖餐式後弘前に行くために駅に向かうと、無理との
こと。思案していると仙台行新幹線にキャンセルが出たというので、予定を変更し弘前は諦めました。信徒もこの大雪では交通も安全も脅かされると教会委員で相談の上、礼拝を休止としました。
2月5日から7日は西日本が寒波と大雪の中で、熊本を会場に主教会。帰路予約していた伊丹空港経由仙台着を断念し羽田空港に変更、東京駅から新幹線で帰宅。
2月19日、前日チーム北国会議の札幌から青森空港への飛行が怪しく、急遽札幌から新函館北斗を経由し新幹線で青森へ。翌日、奥羽本線運転見合わせで鉄道では弘前に行けず。スマホ検索して新ルートを発見、青森空港経由でリムジンバスを乗り継いで弘前に到着。
20日帰路、運転再開で電車に乗るも北常盤駅でポイントを切替できず約2時間停車。代行バスで新青森駅へ。
3時間遅れで帰宅。 足止めを食らった時、目的地に辿り着くのに頭を柔軟にします。計画や予定に縛られず、変更を躊躇しない、それが打開の秘訣かと貴重な体験を積みました。ラインホルド・ニーバーの祈り「変えられる
ものを変える勇気」が少し解りました、感謝です。
有我忠幸聖職候補生が聖公会神学院の「特任聖職・特別オンライン講座」1年間の受講を終了しました。次のステップに進みます。4月からは国分敬子さん(郡山)と白鳥五大さん(青森)のお二人が「信徒の奉仕・召命コースオンライン講座」を受講します。諸経費は研学資金で援助します。二人とも信徒奉事者です。
東北教区の信徒奉事者47人は日本聖公会で3番目に多い人数。信徒の奉仕の働きの広がりを願う中、今まさにチームミニストリーを推進しようとしている我が東北教区に弾みが付くと、私はとても喜んでいます。

 

 

(教区主教)

 

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「昨日も今日も、また」2025年2月

 

昨年11月17日、仙台聖フランシス教会での主日聖餐式で「誕生感謝の祈り」を執り行いました。仙台市にお住いの札幌聖ミカエル教会信徒ご夫妻に、10月初めての赤ちゃんが誕生しました。札幌から父親のご両親も
駆けつけ家族揃って感謝を献げられました。式の間赤ちゃんの元気よい泣き声が聖堂内狭しと響き渡って、会衆は清々しく幸せな気持ちに包まれました。神様からの賜物の大きさを想い、赤子の成長と家庭の平安のため、また3人の親子に豊かな祝福をお祈りいたしました。
 
 

12月、青森聖アンデレ教会と弘前昇天教会の2教会と、聖マリア幼稚園、聖アルバン幼稚園、聖ヤコブ幼稚園そして明星幼稚園の4園で礼拝とクリスマス会を持ちました。少々あった疲労よりもお恵みのラッシュで神的な栄養をたっぷり頂いて心は健康です。

 

降誕日、弘前での聖餐式に自分の教会で礼拝ができなかった青森の信徒たちが勢い立ってレンタカーに乗り、11名が出席してさながら合同礼拝でした。祝会は昇天教会の皆さんが豪勢なオードブルを用意されて歓談に花が咲き、予期せぬ温かな信徒の交わりが展開されて感謝な一日でした。

 

今冬の青森は50年で3度目の記録的な大雪で、12月に積雪1m超えは滅多にない現象です。私が青森聖アンデレ教会に異動した2020年の冬がその1回で、赴任1年目に豪雪の大歓迎を受け、雪国の洗礼を受けたのを思い出しました。北の国では当たり前のことで特別驚くものではないですが、除排雪や寒さを忍耐し暮らすのは大変です。そういう環境に慣れ親しみ、何かで楽しまなければやはり辛いだけになってしまいます。
 暗くホワイトな午後に園児さんたちが演じる聖劇は、神様の愛のぬくもりとキリストの光を強烈に感じさせるものでした。子どもたち、保護者さんたちと先生方に神様の祝福がいっぱいありますようにお祈りいたしました。

 

 

(教区主教)

 

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「昨日も今日も、また」2024年12月

 

今年は韓国に3回も行かせていただき、なんという恵みでしょう。5月大田主教座聖堂聖別式、9月ソウル教区主教按手式、10月日韓聖公会宣教協働40周年記念大会で済州島を訪ねたわけです。大会には日本聖公会から45名、大韓聖公会から32名、プラスACC総主事とカンタベリー大主教主席補佐官らの特別参加があって総勢80名が集まり、3泊4日のプログラムで行われました。東北からは青年2名と、李贊熙司祭です。1人の青年はハングルが流暢で、青年たちとのおしゃべりを楽しんで快活だったことに、未来への希望を感じました。

 

大会テーマは「和解」で、2日目は終日日韓の現場からの声を聴き合い、分かち合いました。私は「自然との和解」
の部で、原発のない世界を求めている活動報告をさせてもらい、発題後共感する人たちに握手を求められ感激でした。

 

参加者たちは2度オンラインで事前学習をして大会に臨んでいます。それがとても役立ちました。日韓宣教協働の
歴史と済州島の2つの歴史を学んだのです。1945年8月15日以降、アメリカ軍事政府から約5年間、済州島民は虐殺と処刑の迫害を受けた歴史を私は初めて知りました。「4・3事件」と呼ばれています。3日は済州4・3平和公園に出かけ犠牲者追悼礼拝を献げ祈り、平和記念館を見学し、戦跡フィールドワークしました。私は沖縄が重なってきて、たいへん心痛み気持ちが重くなりました。その後、昨年礼拝堂聖別式が行われた済州友情教会に隣接して建てられた「済州日韓友情の家」の祝福式が、両首座主教の朴東信(パクドンシン)主教と上原榮正主教の共同司式により挙行されたのは目に見える和解と友好のしるしです。

 

 

友情の家は宿泊施設で日本聖公会の方には2025年中無料で貸し出されます。和解と平和、風と聖霊の島を旅する際はご利用できます。申し込みは長谷川まで。

 

 

(教区主教)

 

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